Eテレ【おかあさんといっしょ】で2018年4月から、新アニメ『へんてこライオン』が放送されています。
特徴的な絵のタッチとユーモラスなストーリーで、以前から知っている人は「あの絵本が!」とすぐに気づかれたのではないでしょうか。
2018年度からスタートした月曜 新アニメ『へんてこライオン』の原作・ナレーション・アニメーションなどをまとめました。
#おかあさんといっしょ (Eテレ)で『へんてこライオン(第2話)』を放送しました。本日(4/30)16時20分から再放送があります。♪へんてこラ〜イオン pic.twitter.com/NkTck8XKwN
— ポケット (@p_ockets) April 30, 2018
【おかあさんといっしょ】月曜新アニメ『へんてこライオン』(2018年度〜)
『ともだち8にん』に代わるコーナー
2017年度の【おかあさんといっしょ】内のショートアニメは『ともだち8にん』が放送されていました。“とっもだ〜ち〜 12345678にん!♪”で始まる9人のキャラクターが登場するほんわかしたお話ですね。2011年から放送されているので、知っている方も多いアニメかと思います(2014年度までと2017年度は全曜日、2015年度・2016年度は土曜のみ放送されていました)。
2018年度になって、『ともだち8にん』は土曜にあらためて移動。代わって平日の月曜のみ、新たにショートアニメが登場しました。それが『へんてこライオン』です。
独特なタッチと不思議なストーリーの新アニメ『へんてこライオン』
『へんてこライオン』は漫画家・絵本作家の長 新太(ちょう・しんた)さんの絵本作品が原作です。
「ナンセンスの神様」と異名をとった長新太さんの作品は、ユーモラスで、時に不思議なストーリー展開が印象的です。また、固定概念を飛び越えた色使いとのびのびしたタッチは一目で「長新田さんの絵だ!」とわかるユニークな画風。絵本では『キャベツくん』『ぼくのくれよん』『ごろごろにゃーん』など、挿絵作品には『おしゃべりなたまごやき』などの作品があります。
そんな長新田さんの世界のひとつ『へんてこライオン』は、
“しんくんが テクテクやってくると〜”
“ゆうちゃんが ポコポコあるいていたら〜”
と、男の子と女の子が1話ずつ登場し、不思議なライオンに出会う物語です。ライオンはなんの理由もなくいきなり何かに変身していくのですが、しんくんもゆうちゃんも、そんなへんてこなライオンとの時間をほぼ戸惑いなくいっしょに楽しんでいるんですよね。そこがまた長新田さんの世界!
この絵本『へんこてライオン』が、今回アニメとして登場するとはちょっと驚きでした。好きな人は好きだけど、理解できない人は理解できない世界観でもある気がして。でも、ルールや枠組みがこと細かくなっている今の世の中、この“ハッキリ説明がつくことが全てではない”という物語は、枠にはまっていない子どもの心に優しいゆとりと空想の世界を届けてくれるのではないかと思います。
アニメ『へんてこライオン』の制作陣は
制作は【おかあさんといっしょ】の『ひとくちどうわ』の制作でもおなじみのポケットさん。『赤鬼と青鬼のタンゴ』や【いないいないばあっ!】の『けけけ』 『ほめられちゃった』など、Eテレ関係でも多くのクリップをを手がけられています。
アニメーションは【おかあさんといっしょ】の他、【ハッチポッチステーション】【クインテット】【フックブックロー】【まんが日本昔ばなし】などの作品も多数手がけられている坂口忠彦(さかぐち・ただひこ)さん。
個性的な原作とアニメーションをさらに引き立てるナレーションは、俳優・声優として一際個性的な古田新太(ふるた・あらた)さん。
個人的にやはり気になってしまったのは、原作が長新太さんで、ナレーションが古田新太さんということ。読みは違えどお二人とも「新太さん」。今回のナレーションを古田さんがやられるにあたっての裏話などあるのでしょうか?
#おかあさんといっしょ の新アニメ『へんてこライオン』を制作しました。
原作 長 新太さん
ナレーション 古田新太さん
アニメーション 堀口忠彦さん
音楽 麻 吉文さん♪へんてこラ〜イオン(ガオー) pic.twitter.com/rjqSofWf0e
— ポケット (@p_ockets) April 2, 2018
アニメにはまったら、ぜひ原作も!
ちなみに我が家の息子はなんじゃもんじゃはかせのおべんとう (こどものともコレクション2009)という作品からハマって、長新太さんの作品が大好きです。
『へんてこライオン』は言葉のテンポとストーリー展開が面白くてクセになり、読み聞かせにもオススメです。アニメ『へんてこライオン』の一話分が一冊の絵本に複数話入っているので、読み進めるにつれて「またへんてこになってる〜!」と、繰り返しが楽しくて子どもたちがゲラゲラ笑っていました。
『へんてこライオン』シリーズは絵本で11作あるので、【おかあさんといっしょ】のアニメが好きになったお子さんと一緒に読んでみてはいかがでしょうか?
(ショートアニメの『へんてこライオン』も録画編集して続けて観てみると楽しそう!)
関連記事
◆《確定版》おかあさんといっしょ2018年度・曜日別放送内容まとめ|「しりとりれっしゃ」「すりかえかめん」「シルエットはかせ」など【おかあさんといっしょ】
コメント
こんにちは!
長新太さんの絵本は読んでいて楽しいですよね♪
私も昔、長さんの絵本を読んで笑った記憶があります。(たしか、「ゴムあたまぽんたろう」という絵本だったような…)
へんてこライオンもとても面白そうですね!
あまり見られていないのですが、今度見ようと思います(^-^)
絵本が11作あるとは知りませんでした。そちらも読みたいです♪
それと、ともだち8にんの放送が2004年からとありますが、実際は2011年からだそうです。(余談ですが、2004年におかあさんといっしょで放送されていたアニメは「でこぼこフレンズ」と「パンツぱんくろう」というアニメでした)
ともだち8にん、土曜日に移動していたのですね♪
まいちごさん、こんにちは。
長新太さんの絵本楽しいですよね。
「へんてこライオン」は言葉のリズム感がよく読み聞かせもおすすめです^^
とも8は2011年からなんですね!記事修正させていただきます。ありがとうございました!