【おかあさんといっしょ】2016年度のファミリーコンサート内で演じられたミニミュージカルが、春特集の5日目の2017年3月31日(金)に放送されました。
今年度のミニミュージカルは題して〈天才よしナルド・大ピンチ!〉。芸術家のよしお兄さん・モデルのりさお姉さんが歌までご披露しちゃって大活躍!もちろん、2016年度で卒業するだいすけお兄さん、来年度からもきっと楽しいステージを繰り広げてくれるあつこお姉さん・ガラピコぷ〜の3人も登場します。
歌と笑いが盛り沢山の24分間のミニミュージカルをダイジェストでまとめました。
〔追記〕2017年度のミニミュージカルについてはこちら→【おかあさんといっしょ】2018年春特集3月30日はミニミュージカル(2017年度ファミリーコンサートから)!歌われるあの曲も楽しみすぎる!
※番組内容を記載していますので、夕方の再放送・録画を先にご覧になりたい方は閲覧ご注意ください。
2016年度ファミリーコンサート・ミニミュージカル〈天才よしナルド・大ピンチ!〉(2017年3月31日放送)
額に入った「天才よしナルド・大ピンチ!」のタイトルが表示され(テレビ放送上の表示です)、音楽と共にステージの幕があがりました。
そこには、頭をかかえて悩む一人の男性の姿と、それを見守る女の子が。二人ともとってもカラフルな衣装を着ています。壁にはたくさんの絵がかけられ、色えんぴつや絵の具、イーゼルなどが置かれています。
よしナルド・ダ・ピンチ、ドンナモンナ・リサが歌って自己紹介!
(よしナルド)「(ゴホンッと咳払い)シニョ〜レ!シニョーリ!」
(よしナルド&ドンナモンナ・リサ)「ボンジョ〜ルノ〜!」
2人ともビブラートがかかったイタリアーンなご挨拶です。“シニョーレ、シニョーリ”とは英語で言えば“レディース&ジェントルメン”。紳士淑女のみなさま、こんにちは!をイタリア語でご挨拶しています。
♪『よしナルド・ダ・ピンチ!』(作詞:長江優子/作曲:櫻井映子)
ここでなんとミニミュージカルのための曲が歌われました。歌うのはよしお兄さん扮する「よしナルド・ダ・ピンチ」とりさお姉さん扮する「ドンナモンナ・リサ」です!
歌詞は2人の自己紹介なのですが、それによると
- よしナルド・ダ・ピンチ(役者:よしお兄さん):素敵な絵かき。彫刻・建築・発明と幅広く手がけている。
- ドンナモンナ・リサ(役者:りさお姉さん):よしナルドの助手。モデル・手伝い・力仕事もお任せ。通称ドナリサ。
と、2人ともなかなか個性的なキャラクター。これはあの天才芸術家「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と、ダ・ヴィンチが描いたあの有名な絵のモデル「モナ・リザ」の名前を見事にパロディしてるのですね。
「魚はマンボ!私はブラボー!」や「ダンスはマンボー!センスはブラボー!」と韻を踏んだテンポよい音楽を それぞれソロでバッチリ歌っている上に、よしお兄さんとりさお姉さんが本領発揮で踊ってくれちゃうのでもう開始早々魅せる!いやー、ここまで歌えちゃうのですね!
(よしナルド)「だけど〜、あれもちが〜う、これもちが〜う!いいアイディアがうかばない〜。かなしいの〜、カプチーノ〜!(カプチーノを飲む仕草)」
(ドナリサ)「最近のよしナルド様ったら、悩んでばかり・・・なにかお力になりたいけど〜」
(よしナルド)「涙ポロポーロ!マルコ・ポーロー!」
(ドナリサ)「♪よしナルドが大ピンチ!」
とドンナモンナ・リサが歌ってまわります。カプチーノとかマルコ・ポーロとか、【おかあさんといっしょ】世代の子どもたち知ってるかな〜(笑)。(うちの3歳の息子は「かぷちーのってなーにー?」としっかりヒアリングして知識を広げていましたが)
歌い終わってポーズをきめると、ドンナモンナ・リサが拍手を催促して笑いとともに会場から拍手がおこります。
だいすけお兄さん・あつこお姉さん登場
そこに、だいすけお兄さんとあつこお姉さんの声が聞こえてきました。
「誰か来たぞ」と言いながら、なぜか隠れるよしナルドとリサ。ジーンズのつなぎを着ただいすけお兄さんと同じくジーンズのサロペットを着たあつこお姉さんが走ってきました。二人とモアパッチワークやアップリケがついていてカジュアルな雰囲気です。
(だいすけお兄さん)「山の上からの景色ってなんてキレイなんだろう。ヤッホー!」
だいすけお兄さんが呼びかけると、客席からちゃんとやまびこが返りました。ノリがいいお客さんたちですね!
と、それを空っぽの額越しに眺めるよしナルドとリサ。不思議な2人に気づいただいすけお兄さんとあつこお姉さんが
(だいすけお兄さん)「こんなところに絵なんてあったっけ?」
と近寄ると・・・額の向こうのよしナルドが「わーー!!」といきなり大きな声を出して2人を驚かせました。
(よしナルド)「どうだ、驚いただろう〜。これは私の発明品“エニナ〜ル”」
なんでも持っているだけで絵になる素晴らしい発明品とのことで、手渡されただいすけお兄さんも、ハイ!さっそく芸術的な絵に・・・?!
(だいすけお兄さん)「これ、ただの額縁じゃない。それより、いきなり驚かせないでくださいよ」
(よしナルド)「あんぽんたん、ナポリターン!君たち、勝手にはいってきた何を言っているのかね?ここは私のアトリエだ!」
(あつこお姉さん)「ごめんなさい!私たち、山に歌の練習に来たんです」
謝ったあとアトリエを眺め、「素敵なアトリエですね〜」と話すあつこお姉さんの言葉を聞いてまんざらでもないよしナルドさん。
(だいすけお兄さん)「もしかして、ここにある作品ってあなたの作品ですか?」
(よしナルド)「そうとも!私がかの有名な芸術家、よしナルド・ダ・ピンチだぞ!」
その名前を聞いて「あー!」と驚きの声をあげただいすけお兄さんとあつこお姉さん。よしナルドが「知っているのか?!」と嬉しそうにくいつくと、可愛く「ううん!」と答えます。思わずガクーっと崩れ落ちるよしナルド。
(ドナリサ)「ちなみにわたくしはよしナルド様の助手、ドンナモンナ・リサ。人呼んでドナリサでございます」
ドナリサ!「モナリザ」ならぬドナリサ!!
どんな色が好き?好きな色をぬってみよう!
(だいすけお兄さん)「ところでよしナルドさん、これもあれもどれも、作りかけのようなきがするんだけど・・・」
だいすけお兄さんの指摘にドキッとするよしナルド。確かに、あつこお姉さんが指さす絵も白いところがたくさんあって未完成です。
(だいすけお兄さん)「色を塗れば、もっと素敵な作品になると思うのになぁ」
よしナルドさんは何色を塗ればわからなくて、ずっと悩んでるのだそうです。それを教えたドナリサに向かって、「あんぽんたーん!ナポリターン!」と叫びました。そんなことはしゃべるな、ですって。
(あつこお姉さん)「だったら、よしナルドさんの好きな色を塗ったらどうかしら?」
あつこお姉さんの提案をうけて、さっそく好きな色を順番に塗っていこう!
♪『どんな色がすき』(作詞・作曲:坂田修)
赤、青、全部・・・と順番によしナルドさんの好きな色を取り出し、ダイナミックに描きます。
(よしナルド)「あ〜〜〜それみ〜よ〜、これみ〜よ〜〜」
絵に色がついてご満悦のよしナルドは、ビブラートたっぷり麗しい〜。きれいなお花畑の絵に色がついてきましたね。
(あつこお姉さん)「よしナルドさんの作品、もっと観たくなったわ」
(よしナルド)「あっちにもこっちにも、もっと飾ってあるデンテ。さっそく観てくるとよい!」
アルデンテ・・・パスタのゆで加減・・・さすがイタリア人・よしナルド(笑)。
ガラピコぷ〜の3人登場!キラキラ光る作品が完成
ドナリサに案内されてだいすけお兄さんとあつこお姉さんが別の部屋に消えていきました。その間に次の作品を仕上げようとしたよしナルドさん、なぜか止まってしまいます。六角形の額に入った星がたくさん描かれた作品に、何か足りないというのです。
そこへ笑い声を響かせて、チョロミー・ムームー・ガラピコがやってきました。
よしナルド・ダ・ピンチの名前を聞いて「おもしろい名前〜!!」とよしナルドさんの腕をつかんでふりまわすチョロミーと、その手を振り払うよしナルド・・・なんだかこの構図、チョロミーの「鼻のおじさん」攻撃をかわすかぞえてんぐさんを思い出しました。おじさん好きなチョロミー(笑)。
(ムームー)「ねぇ、チョロミー、ガラピコ。ボク、山でいいものを見つけたんだ」
ムームーが見つけた“いいもの”を見て、キラキラしていて綺麗!と歓声をあげるチョロミーとガラピコ。その声を聞いて、よしナルドも気になります。ムームーにお願いして“いいもの”を見せてもらいました。
(よしナルド)「マンマミーア!なんてキレイな石なんだ〜!」
キラキラしたところがある不思議な黄色い石を見て、よしナルドも歓声をあげ、そして何か閃いた!
(よしナルド)「この作品に足りないのはこれだ!(石を夜空の絵にはりつける)。あ〜♪それみ〜や〜これみ〜よ〜♪」
よしナルドが歌うと、絵がキラキラ光って模様が浮き出てきました!
(チョロミー)「ワクワクキューン!きれい〜!」
客席のお友達に、これが何の絵かきいてみました。これは、白鳥。空の星が白鳥に見える星座を表した、星がキラキラ光る作品ができあがりました。みんなでこの歌を歌います。
♪『きらきら星』(作詞:武鹿悦子/フランス民謡)
でも、この石はムームーが持ってきたもの。よしナルドさんはムームーに石を返そうとしますが、ムームーはその石をよしナルドにあげることにしました。
(よしナルド)「いいのか?」
(ムームー)「うん。だって、ボクが見つけた石でよしナルドさんの作品が素敵になったんだもの。ボク、とっても嬉しいよ」
(よしナルド)「なんて心の優しい坊やだ。では、遠慮なくいただくことにしよう。ペコリーノ!」
おじぎをしながらのペコリーノ!(笑)。なんだか、小学生くらいの子がみたらマネしてやりたくなるようなネタが満載ですね。それにしても、ムームーがペコリーノ返しするとギャグじゃなくてただただ可愛い。
石の御礼に、自分の芸術作品をみていくことをすすめたよしナルド。もっといっぱいあるデンテ〜。ガラピコぷ〜の3人は奥の部屋に入っていきました。
どんな顔?で顔の体操しよう!
次はあれにするデンテ!と、すっかり創作意欲が湧いたよしナルドさん。そこに、だいすけお兄さんとあつこお姉さん、ドナリサさんが戻ってきました。
奥の作品の感想を聞かれた2人は、「どれも素晴らしかったけれど、どれも完成したら、だけどね」と答えます。
次はドナリサさんをモデルにして彫刻をつくることにしたよしナルド。その言葉を聞いて、なぜかドナリサはドキッとしています。
(ドナリサ)「どうしましょ〜どうしましょう〜!」
ソワソワと落ち着かないドナリサに、だいすけお兄さんとあつこお姉さんがどうしたのか尋ねると・・・
(ドナリサ)「実はわたくし、緊張するとこんな顔になってしまうの・・・」
ドナリサが両手で顔を隠し手を取ると、変顔に変わってます!
(あつこお姉さん)「わかるわ〜!私も緊張すると、顔がこうなってしまうもの〜」
「わかるの??」というだいすけお兄さんの突っ込みをおいて、あつこお姉さんも両手で顔を隠したあとに手をとると・・・〈なんだっけ?!〉コーナーを思い出す変顔が。
「そんなまさか!絶対そんなことない!」とツッコむだいすけお兄さんの声は届かず、「わかるわかる〜!」と手を握って共感する女子2人。かわいいぞー!
「そんなときは、顔の体操だよ!怒ったり笑ったり、色んな顔をしてみるんだ」というだいすけお兄さんの提案を受けて、この歌を歌います。
♪『どんなかお』(作詞・作曲:かしわ哲)
顔の筋肉がほぐれて、これで大丈夫・・・と思ったら、なんだかタコみたいにグニャグニャになっちゃったー!
(ドナリサ)「やっぱりわたくしには、モデルなんて向いてないんだわ〜(泣)」
泣いているドナリサさんに、あつこお姉さんとだいすけお兄さんが「この世界には楽しいことや素敵なことがいっぱい。楽しい気分になれば自然に笑顔がうかんでくるよ」と話し、この歌を歌いました。
♪『きらきらきらりん・みゅーじかる』(作詞:井出隆夫/作曲:斉藤ネコ)
曲にあわせて踊るドナリサさんをみて、よしナルドの芸術魂が爆発!「それみ〜よ〜、これみ〜よ〜♪」と完成した彫刻をご披露しました。
「ドナリサくん、君は素晴らしいモデルだよ!」というよしナルドの言葉に「グラッツェ〜!グラッツェ〜!!」とドナリサさんも喜びではねまわります。
よしナルドの発明品・おてんき自動販売機!
そこへ、ガラピコぷ〜の3人が大きな何かを運んでやってきました。
(ガラピコ)「よしナルドさん、これはなんですか?」
(よしナルド)「私の発明品、自動販売機だ」
ジュースが出てくるようには見えないけど、いったい何の自動販売機なのかというと・・・なんと天気を売る予定なんですって。
(だいすけお兄さん)「ハイハイハーイ!ぼく、買いまーす!」
だいすけお兄さんが元気にボタンを押しますが、とぼけた音がするだけで何も出てきません。それを見て、気まずそうに逃げようとするよしナルドとドナリサ。
(ガラピコ)「ここはわたくしにおまかせください!」
ガラピコがスキャン?すると、部品が間違ったところについているとわかりました。
(よしナルド)「なんてこった!パンナコッタ!」
よしナルドが部品をつけ直すと、自動販売機に電気がつきました!
♪『おてんきじどうはんばいき』(作詞:桑原永江/作曲:福田和禾子)
(よしナルド)「今日はみんなのおかげで、たくさんの作品が完成した!グラーッツェ!グラーッツェ!!」
みんなで創ったら、本当にいい作品がいっぱいになりましたね!最後はみんなでこの歌を歌って踊りました。ピッタリの曲ですね。
だいすけお兄さんは「みんなも、いろんなもの書いたり作ったりして遊んでみてね!」と言っていました。
♪『いっしょにつくったら』(作曲:谷山浩子/作詞:谷本新/編曲:柿崎洋一郎)
☆笑いがいっぱいの〈天才よしナルド・大ピンチ!〉
よしナルドやドナリサの名前以外にも、『♪よしナルド・ダ・ピンチ!』の歌詞や台詞はユーモアたっぷりの言葉あそびがたくさん詰まった脚本でしたね。
『よしナルド・ダ・ピンチ!』の作詞をされている長江優子さんがこのミニミュージカルの脚本も手がけられているのでしょうか?長江さんは確か、2016年春のファミリーコンサート「しりとりじまでだいぼうけん」や「ムジカピッコリーノ」「パッコロリン」などの構成作家さんです。
だいすけお兄さんとあつこお姉さんの歌声だけでなく、かわいいガラピコぷ〜や、よしお兄さん・りさお姉さんのダンスや歌まで満喫できちゃうスペシャルなミニミュージカルでした!
ミニミュージカルの再放送はあるの?
2017年3月31日、2016年の年度末に放送された今回のミニミュージカル。見逃したり途中から見た人は、再放送があるのか気になるところですよね。
残念ながら、再放送は当日3月31日(金)夕方にしかおこなわれない予定です。
ミニミュージカル〈天才よしナルド・大ピンチ!〉再放送 Eテレ 2017年3月31日(金)16:30〜16:54 |
例年ですと夏のスペシャルステージのDVDの特典映像で収録されていますので、見逃してしまった人、もう一度見たい人は発売情報を楽しみにチェックしてみてください(いつも通りなら2017年12月発売なのでかなり先ですが・・・)
◆関連記事:たくみお姉さんのコック姿が!ミニミュージカル「もりのランランレストラン」〜4/1(金)【おかあさんといっしょ】
2016年のスペステDVDには2015年度ミニミュージカル 「もりのランランレストラン」が収録されています |
明日4月1日(土)は、だいすけお兄さん現役最後のコンサートとなる島根県益田公演の様子が放送されます。ぜひお見のがしなく!
◆関連記事:だいすけお兄さんラスト公演・4/1(土)テレビ放送「おかあさんといっしょファミリーコンサート益田公演」プログラム曲目が良すぎて短縮版に悲鳴!再放送はあるの?