静岡の大井川鐵道をはしるトーマス列車に「きかんしゃトーマス」のファンならば一度は乗ってみたいですよね。でも、1時間以上になる列車の旅に子どもが飽きてしまわないか心配な方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回 友人家族と0〜4歳の子ども4人を連れて夏のジェームス号に乗った体験をもとに大井川鐵道のトーマス号・ジェームス号の車内での楽しみ方をご紹介します。
【目次】 ●大井川鐵道トーマス号・ジェームス号の1時間強の旅を楽しむコツ
●サービス精神たっぷりのトーマス&ジェームス列車!バスのバーティーにも会えるかも
●参考までに・・・0歳〜4歳児の反応は? |
大井川鐵道トーマス号・ジェームス号の1時間強の旅を楽しむコツ
トーマス列車が運行するのは6月〜10月の暑い時期中心。でも車内は扇風機のみでエアコンはありません。暑い車内で子どもを連れて旅を快適に過ごすコツをご紹介します。
1.飲み物・食べ物と冷却グッズを用意しよう
山や川など自然が豊かな場所を走るので、都会の電車に比べたら涼しいものかもしれません。でも、特に7月・8月の夏休みシーズンに訪れる場合は車内の暑さは覚悟して乗ったほうがいいでしょう。
私は8月初旬の晴れた日の午前中に乗車しました。窓から風も入ってきたし何より景色が良いので爽やかに感じましたが、やはり汗はかきました。私の友人は0歳の子を抱っこひもで抱っこしていたので、さすがに汗だくだく・・・。下のお子さんなどを連れて乗車する場合は、冷却剤などをタオルでくるんで赤ちゃんを冷やしてあげた方が安心かと思います(新金谷駅の売店で販売していました)。
また、車内には当然 自動販売機はありません。車内販売もありますが車両の位置によってはかなり後になる可能性もあります。トーマス号・ジェームス号に乗り込む前に、駅で飲み物などをしっかり用意してから乗車することをオススメします。
ちなみにこちらは「しずおか茶コーラ」。味は確かにコーラで、ほんのり後味にお茶の風味が香りました。こちらも新金谷駅の売店で販売していました。
また、お腹が減ると子どもはぐずりやすくなるもの。おやつなどを用意しておくと、ぐずった時にさっとあげられるので便利だと思います。大鐵オリジナルの「きかんしゃトーマス弁当」(950円・税込み)などもあるので、車内で食べるのも楽しいかもしれませんね。
◇公式サイトにお弁当の紹介が掲載されています(事前予約可能)→大井川鐵道「大鉄のお弁当」
2.トイレは事前に済ませておこう
大井川鐵道の公式サイトの「よくある質問」でトイレの案内がありますが
車内にトイレはあるの?
SL急行列車には必ず1両 『トイレ付客車』を連結いたします。ただし、昔ながらの状態のため、手摺りなどはありません。ご乗車前にお済ましいただきますようお願いいたします。また、普通電車にはトイレはありません。
とのことです。多いときでは7両ほどの客車の中にたった1つしかトイレがないということで、実際、私の近くの車両はトイレが封鎖されていて使用できる車両ではありませんでした。また、SL運行中はかなり揺れましたので小さい子を連れて移動することや揺れる中トイレを済ませるのはさらに大変なはず。駅で事前にトイレを済ませておいて、車内のトイレは万が一のためということで場所を確認しておくといいと思います。
●金谷の駅ではJRの改札外(建物の出口を出て左側奥)と、大井川鐵道改札内にトイレがあります。大井川鐵道のトイレのほうが古いのですが女性用は洋式なので、小さいお子さんはこちらの方が使いやすいかも。
●新金谷駅では駅舎の隣にトイレがあります。
●千頭駅ではトーマスフェアの入場券売り場の横にトイレがあります。
◆それぞれの駅の情報などはこちらの記事でも紹介しています →◆【大井川鐵道きかんしゃトーマス・ジェームス号】事前に知っていると安心!金谷〜千頭の各駅の見どころと注意点【トイレ・昼食・お土産情報】
サービス精神たっぷりのトーマス&ジェームス列車!バスのバーティーにも会えるかも
さて、先に心配点を書きましたがトーマス号もジェームス号も1時間の旅の中にいろいろ工夫がされています。列車のサービスを受けながらおしゃべりを楽しんでいたら、1時間強の旅はけっこうあっという間でした!
1.車内放送を聞きながら景色を楽しもう
まず、出発や到着時などはトーマスやジェームスの声で放送が流れます。窓を開けたまま走るので、顔や手を外に出さないことを注意されます。トンネルなど危ないですから守ってくださいね。
列車が走り出したら、外の景色をぜひ楽しんでください。溢れる緑の景色や気持ちよさそうな川の景色が車窓に広がります。日本の夏ー!気持ちいいー!茶畑が広がる場所もあり、お茶所静岡ならではの景色を見ることができます。
途中には橋をくぐったり、露天風呂に入っている人たちが手を振ってくれる場所などもあります。それぞれ見どころでは車内にアナウンスも流れるので、耳をすませていると景色もさらに楽しめると思いますよ。
2.ハーモニカの演奏、ジャンケン大会
各車両ごとに大井川鐵道の乗務員がまわってきて、ハーモニカの演奏を聴かせてくれます。これ、車内販売にもあるミニハーモニカをつかった演奏なのですが、あんなに小さなハーモニカでこんな演奏ができるのか!とビックリさせられます。
また、この乗務員さんとのジャンケン勝ち抜き大会も開催されました。乗務員さんに勝った人だけが残っていき、最後の数人にはカードかシールのようなものがプレゼントされていました。子どもにも嬉しいサービスですよね。
こちらのハーモニカおじさんが回ってきたことで、車内がアットホームな雰囲気になり、旅行の楽しみがさらにUPしました。
3.車内販売では限定のお土産も




トーマスの絵柄がプリントされたクッキー。千頭駅や新金谷のお土産屋でもプリントクッキーは販売されていますが18枚入り1080円(税込み)で大きめサイズ。こちらは10枚入り700円(税込み)で小さめなのでお手軽です
車内販売ではお土産やお菓子などが購入できます。車内限定パッケージの「大井川鐵道きかんしゃトーマスプリントクッキー」(700円・税込み)や「大井川鐵道トーマス連結でGO!」(1500円・税込み)、「SL動輪焼」(980円・税込み)など、車内でしか買えない貴重なお土産はぜひ購入したいところ!
特に「大井川鐵道トーマス連結でGO!」は引き離したトーマスと客車が自動的にくっつき、連結すると走り出すという子どもには魅力的なおもちゃ。私が乗ったジェームス号では目の前で実演して客車の床を走っていました(そしてそれを見たら欲しがる子どもがいっきに増えるという、素晴らしいプレゼン力!)。
車内販売のカートがまわってきたら、ほしいものは忘れずに購入を〜。
4.カメラマンによる記念撮影サービス
乗車記念の特大切符を持ち、車掌帽をかぶっての記念写真をカメラマンがおこなってくれる記念撮影サービスもあります。各席に順にカメラマンがまわってきて撮影してくれ、出来上がった写真を記念台紙に入れてすぐ持ってきてくれるスピーディさ。
旅の記念にとても嬉しいサービスですよね。ちなみに手持ちの携帯やカメラでは撮影してもらえませんので、この写真が欲しい人は1枚1500円(税込み)でご購入を。
5.バスのバーティーが並んで走る!
2016年に新たに仲間入りした、発の自動車キャラクター「バスのバーティー」。『きかんしゃトーマス』のお話では、トーマスの支線のそばの道路を走っているトーマスと仲良しのバスとして登場しています。
大井川鐵道では、トーマスやジェームスの横の道路を走って新金谷駅と千頭駅間のお客さんを運びます(1便あたり16名、抽選申込み)。トーマス号やジェームス号の横を通過する際は車内のアナウンスも流れますが、トーマスとジェームスがバーティーと会話する声も聞こえてくるので、よく聞いてみてくださいね!
このバーティーが並んで走っている時は乗客みんなで窓に張り付いて大騒ぎ。一度離れてはまたこちらの道で併走して・・・となるので、子どもたちも興奮してバーティーの姿を探していました。
◆ついてからのお楽しみはこちらの記事で →◆【大井川鐵道きかんしゃトーマス・ジェームス号】千頭駅トーマスフェアでヒロとパーシーに会える!その他の見どころは?
参考までに・・・0歳〜4歳児の反応は?
一緒にいた子ども達の反応はというと、友人の0歳(生後半年)の子はもともとご機嫌な子なのでぐずることなくお母さんに抱っこされていました。が、デッキのところには抱っこ紐で赤ちゃんを連れたお母さんが何人か立っているのを見たので、座っているとぐずってしまう赤ちゃんを連れて行く場合は立って1時間過ごす覚悟も必要かも・・・。
うちの2歳半の息子は大のトーマス好きなので、トーマスの絵柄が入ったミネラルウォーターを飲みながら車窓を見ているだけで大喜び、ぐずりはまったく心配ありませんでした。ただ、もうすぐ3歳の友人の子は女の子でそれほどトーマスを見ていないこともあってか暑さでぐったり、持参していたパンなどを食べたらご機嫌になりました。
うちの4歳半の娘はトーマスを好きな方ですが、息子ほどの盛り上がりはなく(笑)。ただ、お菓子を食べながら友人の子たちと乗っていることは楽しかったようで外の景色や車両内を眺めては色々質問してきて楽しそうに過ごしていました。
ということで、やっぱりトーマスが好き、乗り物が好きな男子向けの乗り物かとは思います(笑)。
◆ジェームスについての情報はこちら →真っ赤なボディが自慢のジェームスは黒色だった?声はトム・ハンクス吹き替えのあの人!実はポコポッテイトのあの役も【きかんしゃトーマス】 |