2017年秋公開予定の長編アニメ映画『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』に第11代うたのおにいさん・横山だいすけさんが「ウィリー・ウォンカ」の声優として出演することが発表されました!
「トムジェリ」ファン・「チョコレート工場」ファン・だいすけお兄さんファン・・・それぞれ“この映画が観たいけど、あまりよく知らないなぁ”とう分野があるのではないでしょうか?
そこで、知っておくともっと映画が楽しくなるようなトムジェリ基本情報や声優情報、チョコレート工場の既存映画や原作のことなどをまとめてご紹介します。
〔2017.10.18追記〕 残念ながら映画館での上映中止が決定した『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』ですが、DVD発売を記念して11/19(日)にだいすけお兄さんが舞台挨拶をする特別上映会の開催が決定しました! ◆詳細はこちら→11/19(日)横山だいすけお兄さんがウォンカ姿で舞台挨拶!映画「トムとジェリー夢のチョコレート工場」特別上映会に150名招待(応募締切11/9) |
70年以上のロングセラー作品『トムとジェリー』
『トムとジェリー』と言えば、体が大きくて乱暴で、でもおっちょこちょいで憎めないネコの「トム」と、体は小さいけれど追いかけてくるトムのことをあっさりとかわしてしまう頭脳明晰なネズミの「ジェリー」のドタバタ劇を描いたアニメ作品。
ほぼセリフがないストーリー展開ですが、ユーモアたっぷりで躍動的な動きがつづき小さい子から大人まで惹きつける魅力があります。
1940年にアメリカで生まれてから70年以上の間、たくさんの親子から愛されてきました。日本では1964年からTBS系列で放送されているので、もしかしたら三世代でトムジェリのファンというご家庭もあるかも?
『トムとジェリー』って短編じゃないの?
さて、短編のイメージが強い『トムとジェリー』ですが、1993年から劇場版の長編作品がつくれらています。
- トムとジェリーの大冒険(1993年/日本語吹き替え版では篠原涼子さんと小林幸子さんがゲスト声優として参加)
- トムとジェリー魔法の指輪(2001年)
- トムとジェリー 火星へ行く(2004年)
- トムとジェリー ワイルドスピード(2005年)
- トムとジェリーの宝島(2006年)
- トムとジェリーのくるみ割り人形(2007年)
- トムとジェリー シャーロック・ホームズ(2010年)
- トムとジェリー オズの魔法使(2011年)
- トムとジェリー ロビン・フッド(2012年)
- トムとジェリー ジャックと豆の木(2013年)
- トムとジェリーと迷子のドラゴン(2014年)
- トムとジェリー スパイ・クエスト(2015年)
- トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ(2016年)
2016年公開の『トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ』 |
2010年以降からは毎年1本は長編映画がつくられています。そして、2017年はというと・・・そう、今回の『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』です!
映画『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』2017年秋公開予定!
『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』
“チョコレート工場”というキーワードをきいて恐らく皆さん思い出したと思うのが、2005年に公開された映画『チャーリーとチョコレート工場』ではないでしょうか。
このジョニー・デップ、印象深かったですよね |
ティム・バートン監督で、チョコレート工場の不思議な主・ウィリーウォンカ役をジョニー・デップが演じていました。ファンタジー・コメディというジャンルにはいるそうなんですが・・・その奇妙さと不思議さが少し不気味な感じもありましたよね。同じ監督・出演者のタッグである『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)の雰囲気に通じるものがあります。
また、古くからの映画ファンの方はご存知かと思いますが(ちなみに私は知りませんでした・・・すみませぬ)1971年にすでにアメリカ映画で映画化されています。タイトルは『夢のチョコレート工場』。お!今回のトムジェリの『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』と同じですね。名コメディ俳優ジーン・ワイルダーがウィリー・ウォンカを演じ、メル・スチュアート監督のミュージカル仕立ての作品です。
1971年に最初に映画化されていました |
そんな『夢のチョコレート工場』、『チャーリーとチョコレート工場』、『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』も、原作は同じでロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』がもととなっています。
こちらが原作の日本語訳本 |
作品によって描写は変わると思いますが、あの魅惑的なウィリー・ウォンカ製のチョコレートや、チョコの包みに隠された金色のチケット、チョコレートが流れる夢のような工場に子ども心をくすぐられて憧れた人も多いのではないでしょうか。
描き方によって奇妙な物語りにも、夢のあるファンタジーにも感じるこの作品。『トムとジェリー』では笑いと冒険がいっぱいつまったドタバタ・ファンタジー・アドベンチャーとなるようなので、小さいお子さんとも楽しめそうですよ!
チョコレート工場の主:ウィリー・ウォンカには横山だいすけさん!
「チョコレート工場」のあらすじは、
ウィリー・ウォンカが経営する巨大なチョコレート工場に、チョコレートに隠された5枚のゴールデンチケットを引き当てた5人の子どもが招待される。チョコレート工場にはウォンカに雇われた小人一族「ウンパルンパ」やお菓子があふれる奇想天外で夢のような世界が広がっていて・・・
というもの。この物語りのキーとなる、ミステリアスな工場主「ウィリー・ウォンカ」の声を、2017年春に【おかあさんといっしょ】を卒業した横山だいすけお兄さんが担当します!
だいすけお兄さんは劇中歌も歌っているのですが、予告映像をみただけでも「うたのおにいさん」から「ちょっと不思議なウィリー・ウォンカおじさん」の歌い方になってる!とビックリしました。
きっと何も知らないで観たら(大人は否が応でも情報が入ってくるでしょうけど〜)、だいすけお兄さんが演じていると気づかないかも。「トムジェリ」ファンにも「チョコ—レート工場」ファンにも、この魅力が伝わるはずーーーー!
※予告動画は記事末尾でご紹介しています
◆関連記事:だいすけお兄さんの声優情報はこちらでまとめています →本当は“初”じゃない?だいすけお兄さんがミステリアス役で声優に・映画「トムとジェリー夢のチョコレート工場」今秋公開
知っておくと楽しい!『トムとジェリー』の声優プチ情報
「トム」と「ジェリー」の声優は誰?チョーさんが演じていたことも!?
もともとほぼセリフなしで構成されているアニメですが、日本語吹き替え版では何人かの声優さんがトムとジェリーの声を演じてこられました。
ネコのトムの声優さんは、『ドラえもん』のスネ夫や『アンパンマン』のホラーマンで人気があった肝付兼太さんから、数々の作品に出演している佐藤せつじさんが役をひきつがれています。あと、以前コスミック出版から出されていたトムとジェリーシリーズでは、なんとチョーさんがトムを演じていたとか!調べていて今回びっくりしました。
ネズミのジェリーも長い歴史の中で声優さんが何人かいますが、最近の作品では『ムーミン』のミイ、『忍者ハットリくん』のハットリカンゾウなどの堀絢子さんが演じられています。
「ウンパ・ルンパ」が可愛い!声はジバニャンの小桜エツコさん
原作のウィリー・ウォンカの工場で雇われている小柄な人々が、『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』ではなんとも可愛い緑の髪のネズミ(?たぶんネズミ・・・)で登場します。『チャリ—とチョコレート工場』に登場する緑の不気味な小人とはまったく違うイメージなので、お子さんといっしょに観たい人もご安心ください!(笑)
この可愛いウンパ・ルンパの声を演じるのは、あの大人気アニメ『妖怪ウォッチ』のジバニャンや『ケロロ軍曹』のタママニ二等兵、『おかあさんといっしょ』ドレミファ・どーなっつ!のふぁど・わおんを演じた小桜エツコさんです。
チョコレート工場を訪れる少年「チャーリー」は小平有希さん
チョコレート工場の物語の主役とも言える、5枚のゴールデンチケットの1枚を当てた少年「チャーリー」の声は、小平有希さんが演じています。
『ティーン・タイタンズ』のレイブン役、『ゼルダの伝説 大地の汽笛』のリンク役などを演じています。
ディズニーのグーフィーの声・島香裕さんは「スパイク」役
ディズニーアニメに登場する犬のグーフィーなど、本当に多くの作品で吹き替えや声を演じている島香裕さんも参加されています。
役柄は「スパイク」役。スパイクって原作や今までの映画で出てきたかなぁ・・・と調べたのですが、ざっと見た限りだと見つからないんですよね(もれていたらすみません)。このトムジェリチョコレート工場用のキャラクターなのかもしれません。ちなみにこの『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』の監督の名前もスパイクなんですけど・・・なにか関係があるのかな?
トムとハットリカンゾウとジバニャンとグーフィーに、歌のおにいさんかぁ・・・他の役柄で考えるとなんともすごい配役ですね(笑)。でも、予告編を見るとそこはしっかり『トムとジェリー』の楽しい夢のチョコレート工場の世界が広がっています。きっと映画を見始めたらその世界に入りこんでしまうと思いますよ!
◆関連記事:だいすけお兄さんの声優情報はこちらでまとめています →本当は“初”じゃない?だいすけお兄さんがミステリアス役で声優に・映画「トムとジェリー夢のチョコレート工場」今秋公開
コメント
突然ですが、今まで楽しみにしていた皆様に悲報がございます…。
権利関係の事情により、予定していた劇場上映が無くなってしまったそうです(『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』の公式サイトより)。
その代わり、DVDは発売されますのでどうぞご安心を。
実は2007年3月25日に公開された『TMNT』は日本では劇場上映を予定していたのかは分かりませんが、翌年2月8日にDVD、Blu-Ray Disc、HD DVDで発売された事を思い出す人もいると思います。
確かにそういうケース自体はよくある事でしょう。